2013年09月06日
ニューヨークが教えてくれた世界
書いときながらもアップするのを忘れていました
さて、日本に帰ってきました。そして沖縄に帰る空港で搭乗5分前にブログを書き始めます。飛行機でポチポチ書きます。日本に帰ってきてどれだけ自分が変わったかという事に気がつかされたので、方向修正も含めてまとめてみようと思います。
世界一競争率が高いニューヨーク、2回目となった今回の訪問では前回より気付く事が多かった気がします。まず観光ではなく(ビザは観光ビザでした)インターンシップ=仕事で行ったから体験する事も違えば出会う人も違うので観光より見れる物が変わるのは当たり前なんだけど、3ヶ月間いれた事もありニューヨークから学べる事だけでなく大都市が人に与える影響もその強さも実感できた気がします。
ニューヨークにいる間に心がけてた事は、とりあえず仕事も遊びも観光も含めてニューヨークを楽しむという事でした。仕事も仕事でお金が入ってリッチになったらちょっと洒落たシャツ着てエンパイア見れるルーフトップバーでシャンパンあけるとか、週末にマンハッタンを6〜7時間歩き続けるとか、わざと黒人白人しかいないバスケットコートに行って混ざるとか、学ぶ事もそうだったけど、とりあえず自分の見た事ない世界、体験した事ない世界を求めて過ごした3ヶ月だったなと振り返って思います(相変わらず日本語下手)。
仕事面では新しい事ばかりで最初は本当に何していいのかもわからず、電話1本かけるのも本当に怖かった。仕事を知っていく過程で同じオフィスにいる人たちの言っている事すらも信用してはいけないし、情報を得るために人は嘘ついて騙し合いの世界に飛び込んだ事もすごいショックだったけど、どこか新鮮で、「絶対になりきってやる」っていう想いはあって、仕事をこなしていく度にどんどん適応していったのは自分でも感じられた(文章がですますじゃなくなってますがどうか気にせずに)。
物件情報を集める仕事から仲介業者の仕事、ビルディングマネージャーの仕事を通して最後は電話の一本も怖くない、お客さんと話すのも怖くなくなってた。というよりも連絡を取りながら何がベストか考えながら仕事をするのが楽しくて、それにどんどん慣れて行ってたんだと思う。8月初旬、一番仕事がピークで充実してた頃に”ニューヨークで働いている自分”が見えた。
元々ニューヨークでのインターンシップを決めた理由は2つ。①マレーシアのインターンシップは発展途上国での不動産売買コンサルティングで、ニューヨークは世界一物価の高いと言われる世界都市、仕事内容は同じ不動産でも全く違う顔を持つ不動産賃貸業であった事。②就職をアメリカでしようか日本でしようか迷っていた時に「アメリカで働いた事もないのにアメリカで就職するなんて有り得ない」という考えの基、とりあえず”アメリカで働くとはどういう事なのか?”という疑問に対しての答えが欲しかった。
結論、3ヶ月のインターンシップを通して学びたかった事は学べたし(もっともっとできたんだろうけど)、何より自分が知らなかった世界を見れた事に満足している。でも現状としてやりたい事はまだ決まらず。だけど休学の目的は達成したし、これからじっくり考えて答えを出していければベストですね、という感じ。
だがここで問題。この3ヶ月を通してニューヨークという大都市に影響を受けすぎたのか、今までとは全然違う自分自身がいる気がする。100%ではなく、こうたまによくわからない”誘惑へのスイッチ”が入る。このスイッチが入った時は大変。英語で言うと一番近い言葉が"Fake"とか"Bluff"、自分以上の人を装ってしまうスイッチ。
こーれがちょっと厄介。頭では理解しているのだけれど、実際に無意識に考えている事や行動、口から出る言葉が今までの自分とは違う。たぶんその自分は過去に絶対になりたくないと思ってた自分に近い姿っていうのがまた大変な所。「環境は人を変えるけど、自分自身を変えはしない」そんな事に思っていた自分はニューヨークという場所で魔法にかかってしまったんだなって、今になって気付く。結局は自分が適応してたのが100%ではなく、ただニューヨークに変えられていただけなのかもしれない。色々残してきた様で、実際は何も積上っていない。遊ばれた、ニューヨークに。
今の僕の状態は、混乱です。でも昔の混乱の状態と違う点は、社会に対する判断材料が圧倒的に増えたという事。汚い世界を見た今思う事は、何を信じるのか、何が正しいのか、そんな事を考えている時点で甘くて、自分で何も積み上げられないやつが信じるとか正しいとか見つけれる程そんな社会は優しくないと教えられた。でも軸はしっかり持ちたい。
最近は昔からわかっていた事を身を持って実感する事が多い。これからはやるべき事とやりたい事を明確にして、現実と欲望をうまくコントロールしながら彷徨う人生が始まりそう。”欲は怖い”この一言を自分が溺れて実感する。そしてもっと危ないのは溺れている感覚を自分が好きになってしまっている事。麻薬でもコカインでもないけど、危ない物はこんなとこにも潜んでました。あなたはコントロールできていますか?自分の現実と欲望。
ニューヨークにいた3ヶ月は濃い3ヶ月でした。今回ここに綴っている内容は3ヶ月間の内容ではなく、濃い3ヶ月を終えて、そして1年間の休学を終えて、のまとめを書いているので、マレーシアorニューヨークの話が聞きたい人は個人的にin personでどうぞ。
人に何かをアドバイスする立場ではないけど、学んだ事があるのでとりあえず書いておきます。
自分の軸と自分自身の強さを知っておくのは大事です。でもそれよりもっと大事なのはその強さを継続的に成長させ続ける事。人生長く、18歳の自分の強さ、25歳の自分の強さ、40歳の自分の強さは年を取るに連れて、そして色々な事を知るに連れて変わってきます。僕のアドバイス、今あなたが知っていると思っている自分の軸と自分自身の強さ、この二つを自らぶっ壊して下さい。自分が見た事ない、体験した事ない、信じたくない世界に飛び込んで下さい。インターネットで調べるんじゃないです。自分の身を持って、飛び込んで下さい。
壊して組み立てる、壊して組み立てる
それを続けていく内に仕組がもっと繊細になってきます。より壊れにくく、より頑丈になると思います。一つだけわかっているのは、自分で壊さないと絶対に強くならないという事。
さて、僕はそろそろ現実に戻る時間です。9月中旬から別府に帰ってますので大学のお友達の皆さんよろしく。
以上、色々書きました。皆さんの意見とは違う面もたくさんあると思いますが、一個人の人生と思って気楽に読んで頂ければ嬉しいです。
ちなみに僕は人が大好きです。繋がりたい人はどんどん繋がりましょう。
ではまた!
さて、日本に帰ってきました。そして沖縄に帰る空港で搭乗5分前にブログを書き始めます。飛行機でポチポチ書きます。日本に帰ってきてどれだけ自分が変わったかという事に気がつかされたので、方向修正も含めてまとめてみようと思います。
世界一競争率が高いニューヨーク、2回目となった今回の訪問では前回より気付く事が多かった気がします。まず観光ではなく(ビザは観光ビザでした)インターンシップ=仕事で行ったから体験する事も違えば出会う人も違うので観光より見れる物が変わるのは当たり前なんだけど、3ヶ月間いれた事もありニューヨークから学べる事だけでなく大都市が人に与える影響もその強さも実感できた気がします。
ニューヨークにいる間に心がけてた事は、とりあえず仕事も遊びも観光も含めてニューヨークを楽しむという事でした。仕事も仕事でお金が入ってリッチになったらちょっと洒落たシャツ着てエンパイア見れるルーフトップバーでシャンパンあけるとか、週末にマンハッタンを6〜7時間歩き続けるとか、わざと黒人白人しかいないバスケットコートに行って混ざるとか、学ぶ事もそうだったけど、とりあえず自分の見た事ない世界、体験した事ない世界を求めて過ごした3ヶ月だったなと振り返って思います(相変わらず日本語下手)。
仕事面では新しい事ばかりで最初は本当に何していいのかもわからず、電話1本かけるのも本当に怖かった。仕事を知っていく過程で同じオフィスにいる人たちの言っている事すらも信用してはいけないし、情報を得るために人は嘘ついて騙し合いの世界に飛び込んだ事もすごいショックだったけど、どこか新鮮で、「絶対になりきってやる」っていう想いはあって、仕事をこなしていく度にどんどん適応していったのは自分でも感じられた(文章がですますじゃなくなってますがどうか気にせずに)。
物件情報を集める仕事から仲介業者の仕事、ビルディングマネージャーの仕事を通して最後は電話の一本も怖くない、お客さんと話すのも怖くなくなってた。というよりも連絡を取りながら何がベストか考えながら仕事をするのが楽しくて、それにどんどん慣れて行ってたんだと思う。8月初旬、一番仕事がピークで充実してた頃に”ニューヨークで働いている自分”が見えた。
元々ニューヨークでのインターンシップを決めた理由は2つ。①マレーシアのインターンシップは発展途上国での不動産売買コンサルティングで、ニューヨークは世界一物価の高いと言われる世界都市、仕事内容は同じ不動産でも全く違う顔を持つ不動産賃貸業であった事。②就職をアメリカでしようか日本でしようか迷っていた時に「アメリカで働いた事もないのにアメリカで就職するなんて有り得ない」という考えの基、とりあえず”アメリカで働くとはどういう事なのか?”という疑問に対しての答えが欲しかった。
結論、3ヶ月のインターンシップを通して学びたかった事は学べたし(もっともっとできたんだろうけど)、何より自分が知らなかった世界を見れた事に満足している。でも現状としてやりたい事はまだ決まらず。だけど休学の目的は達成したし、これからじっくり考えて答えを出していければベストですね、という感じ。
だがここで問題。この3ヶ月を通してニューヨークという大都市に影響を受けすぎたのか、今までとは全然違う自分自身がいる気がする。100%ではなく、こうたまによくわからない”誘惑へのスイッチ”が入る。このスイッチが入った時は大変。英語で言うと一番近い言葉が"Fake"とか"Bluff"、自分以上の人を装ってしまうスイッチ。
こーれがちょっと厄介。頭では理解しているのだけれど、実際に無意識に考えている事や行動、口から出る言葉が今までの自分とは違う。たぶんその自分は過去に絶対になりたくないと思ってた自分に近い姿っていうのがまた大変な所。「環境は人を変えるけど、自分自身を変えはしない」そんな事に思っていた自分はニューヨークという場所で魔法にかかってしまったんだなって、今になって気付く。結局は自分が適応してたのが100%ではなく、ただニューヨークに変えられていただけなのかもしれない。色々残してきた様で、実際は何も積上っていない。遊ばれた、ニューヨークに。
今の僕の状態は、混乱です。でも昔の混乱の状態と違う点は、社会に対する判断材料が圧倒的に増えたという事。汚い世界を見た今思う事は、何を信じるのか、何が正しいのか、そんな事を考えている時点で甘くて、自分で何も積み上げられないやつが信じるとか正しいとか見つけれる程そんな社会は優しくないと教えられた。でも軸はしっかり持ちたい。
最近は昔からわかっていた事を身を持って実感する事が多い。これからはやるべき事とやりたい事を明確にして、現実と欲望をうまくコントロールしながら彷徨う人生が始まりそう。”欲は怖い”この一言を自分が溺れて実感する。そしてもっと危ないのは溺れている感覚を自分が好きになってしまっている事。麻薬でもコカインでもないけど、危ない物はこんなとこにも潜んでました。あなたはコントロールできていますか?自分の現実と欲望。
ニューヨークにいた3ヶ月は濃い3ヶ月でした。今回ここに綴っている内容は3ヶ月間の内容ではなく、濃い3ヶ月を終えて、そして1年間の休学を終えて、のまとめを書いているので、マレーシアorニューヨークの話が聞きたい人は個人的にin personでどうぞ。
人に何かをアドバイスする立場ではないけど、学んだ事があるのでとりあえず書いておきます。
自分の軸と自分自身の強さを知っておくのは大事です。でもそれよりもっと大事なのはその強さを継続的に成長させ続ける事。人生長く、18歳の自分の強さ、25歳の自分の強さ、40歳の自分の強さは年を取るに連れて、そして色々な事を知るに連れて変わってきます。僕のアドバイス、今あなたが知っていると思っている自分の軸と自分自身の強さ、この二つを自らぶっ壊して下さい。自分が見た事ない、体験した事ない、信じたくない世界に飛び込んで下さい。インターネットで調べるんじゃないです。自分の身を持って、飛び込んで下さい。
壊して組み立てる、壊して組み立てる
それを続けていく内に仕組がもっと繊細になってきます。より壊れにくく、より頑丈になると思います。一つだけわかっているのは、自分で壊さないと絶対に強くならないという事。
さて、僕はそろそろ現実に戻る時間です。9月中旬から別府に帰ってますので大学のお友達の皆さんよろしく。
以上、色々書きました。皆さんの意見とは違う面もたくさんあると思いますが、一個人の人生と思って気楽に読んで頂ければ嬉しいです。
ちなみに僕は人が大好きです。繋がりたい人はどんどん繋がりましょう。
ではまた!