2013年02月21日

マレーシア逆差別政策

こんばんは☆

昨日は友達と11月ぶりに一緒に飲みに行きました♪

マレーシアの華僑の人ですが、27歳で美容系製品の工場経営をしている方です。
この方と友人関係が続いている理由はその社交性に僕が惹かれている点があります。
どっちもスケジュールがあり、頻繁に会う様な仲という訳ではありませんが、久しぶりに会ってもお互い濃い内容の話をします。

昨日特に話したのはマレーシアの華僑が置かれている立場の話をよくしました。

マレーシア全体の人口比率はマレー系6割:華僑3割:印僑1割です。
僕が滞在しているジョホールバルは元々華僑が多い街なので、5割程華人、1割が印僑、4割がマレー系という感覚です。

マレーシアでは昔からブミプトラ政策という政策が促進されており、マレー系マレーシア人が他の華僑や印僑の国民より優先されています。

僕が知っている例を上げるとやはり不動産関連になりますが、今プレビルド投資が進むジョホールバルでもブミプトラ政策は開発業者、購買者ともに大きな影響を与えています。

プレビルドのコンドミニアムプロジェクトの場合、総戸数の40%が“ブミロット”と呼ばれる形で設けられています。
僕が知っている限りですが、今現在建設中のコンドミニアムは大体が2棟から3棟建てで、25〜35階の高さです。
総戸数の平均として300〜600戸程ですが、多い例で3棟以上計画のコンドミニアムでは1000以上の総戸数の供給が予定されているものも多数あります。

少数の例外プロジェクトは存在しますが、マレーシアで建設されるコンドミニアムの95%以上がこのブミプトラ政策に当てはまります。
総戸数が800戸数のプロジェクトがあったとして、その40%ですから320戸がマレー系マレーシア人に当てられることになります。
そのマレー系マレーシア人に当てられる物件の価格は15%割引で、一般購入の価格よりは大幅に下がります。

価格面のマレー系マレーシア人に対する優待遇は明らかです。

その他にも様々な待遇があります。
例えば日本人がマレーシアで不動産購入をする場合、銀行から得られる融資率は最大で購入価格の85%。
勿論購入者の皆さんが85%得られるという訳でもなく、85%融資を受けるためにも経済的条件やキャリアも関わってきます。

マレー系マレーシア人が不動産購入を行う場合も受けられる融資率は待遇されています。
地元の銀行を利用するとその融資率なんと最大95%...

プレビルド投資では頭金が10%で、販売開始初期は5〜10%の割引が特典として出されていることが多いです。

日本人の場合、融資70〜80%受けても頭金やら契約金やらでなんだかんだ物件購入価格の20〜30%は初期費用として必要になるケースが多いと思われますが、このブミプトラ政策に沿うとマレー系マレーシア人は初期費用ほぼ0、まとまった資本なしでプレビルド購入ができてしまうという事実がここマレーシアにはあります。

勿論マレー系マレーシア人なので同じマレーシア人でも華僑や印僑の人には適用されません。

大学の入学試験でもマレー系というだけで待遇されることも多々あるそうで、同じ国籍、同じパスポートを持っているのに…という葛藤がここにもある訳です。

そしてやはりマレーシアの華僑の方からそれに対しての不満を聞くことが多々あります。
昨日話した方はもう信じられないという感じでしたが、国が発展する中で大切なのは需要と供給のバランスや都市開発だけでなく、しっかりと国民が住みやすい国作りをするというのが主軸になるのだろうなと思いました。


彼のもう一つの面白い所はすでに中国語英語マレー語を堪能に喋ることができるにも関わらずまだ他の言語にも興味を持っていることですね☆

彼女は韓国人なので韓国語も少しできますし、なぜか日本語も単語単語ですがたくさんの言葉を知っています。

言語を喋れるということはコミュニケーションの輪が広がるので情報インプットの手段が広がるということです。

こういう人たちとよく国際交流していると必死に英語を身につけようとしている日本人は一体なんなんだって思ってしまうことも多々あります。

彼とは今週末も遊ぶ予定!
他の華僑の友達も連れて週末はコンサートへ行ってきます。

では、今日も駄文でしたが、御朗読ありがとうございました☆

写真は彼と彼の彼女と僕の3人の写真です☆
マレーシア逆差別政策




p.s. 英語訳も積極的に行っていきたい所ですが、勉強しながら考えながら書いた後に翻訳となるとまだ未熟の僕は3時間くらいかかってしまいます。なので週末限定にしようかなと思います★



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