久しぶりに書きます。
ニューヨーク生活も残す所あと1週間ちょっととなりました。
3ヶ月の滞在も早いもので、念願のアメリカインターンにも終わりが来るようです。
密度の濃かったインターンシップ、まとめはインターンシップを終えて来週にゆっくり書いて行こうと思います。
さて、今日は昨日初めて行ったハーレムのゴスペル教会で感じた事を書きたいと思います。
Oh Happy Daysを見た時から一度は行ってみたかったゴスペル教会。
面白そうな教会を調べて、同じシェアハウスに住んでいる先輩と足を運びました。
ゴスペル教会に対しての価値観は人それぞれ違うと思いますが、僕の教会に対しての価値観は祈る場所です。
まぁ普通ですよね、教会なんですから。
信じる神に素直に話しかけて、災害や難病にかからないようにと祈る行為を僕は凄く尊重しています。
昨日行った教会では僕が予測していたイメージとは全く違う事が行われていました。
タンクトップで列に並ぶ観光客や、周りの人が立つから自分も立って踊る人、信者でもないのに、観光客で1日限定の教会のはずなのに前へ出て手を合わせる人。
歌ってる最中に「フォー!」とか叫ぶ日本人や、演技すぎる司会者、歌が終わると寄付金を入れてくれとばかりに回ってくる箱。
僕が行った場所が外れだったのかもしれませんが、そこは教会ではなくブロードウェイと同じ様なエンターテイメントの場でした。
エンターテイメントとしてもあまり歌は上手ではなかったし、音響が何よりもうるさい。
お金を集めた後に「Amen, Amen」と繰り返す司会者、入場時にも$10払ったんですけどね。
別にけちっているわけではなく、僕が教会から求めていた事は純粋に信じる神に対して祈る人々の姿勢でしたので、「神聖であるはずの教会がこれでいいのか!?」と考えざるを得なかっただけです。
家族や友人を大切に思うアメリカ人は教会へ足を運び祈りをします。
何が起こるかわからない難しい人生の中で、一つの事を素直に信じて心を任せたくなるのは納得が行きます。
それを一途にできる宗教の人に僕はすごい心を惹かれるんです。
純粋に信じて祈る人たちを目の当たりにできる、それを信じて足を運んだ教会がただのエンターテイメントの場になっていた事には凄くガッカリしました。
ゴスペルも喜びを表す様な感じではなく、観光客に見せるための様なゴスペルでした。
アスリート、学生、アーティスト、起業家等、心の中に軸がある人は外見にそれが出ます。
先々週に見に行ったミュージカル「シカゴ」ではその真剣さ、強さ、迫力に感銘を受けました。
何人立てるかわからない舞台目指して頑張ってきたアーティスト、目の前には1000人以上の観客がいるんです。
その状況で2〜3時間ミスのないミュージカルショーをベストなクオリティーで提供する、それがニューヨークのブロードウェイです。
簡単な仕事なわけがありません。
期待以上の迫力や真剣味、素晴らしいパフォーマンスを目の当たりにして、僕自身誇りの持てる仕事を人生通してやっていきたいと改めて実感させられました。
大学で一生懸命学んでいる人、社会を変えようとする起業家、汗水たらして家族を支える力仕事の人、その他にも熱が感じられる人はたくさんいると思いますが、この「熱」「芯」「核」がゴスペル教会では見れませんでした。
”信じる事”は簡単な事ではないと思います。
純粋で、素直で、まっすぐな気持ちがないとできない行為だと思います。
その素晴らしさを目の当たりにしたかった、ただそれだけでした。
ニューヨークに旅行で来られて、もしゴスペル教会へ足を運んでみたいという方がいらっしゃれば是非本当にローカルの教会へ行く事をお勧めします。
ゴスペルツアーでお金を払って行く人もいますが、個人的には自分で歩き回っていくつか教会を見て渡るのが一番良いかと思います。
では、ニューヨークも残り少しですが、頑張っていきます!
これからまた頻繁に更新していきたいと思いますので、宜しくお願い致しますm(_ _)m